当院は福岡市博多区諸岡に位置する整形外科を専門とするクリニックです。
整形外科は、主に首から下の外傷・骨折・痛み・しびれなどの症状に対して診療を行います。

私は整形外科医として治療において特にリハビリテーションを重視しています。
なかでも、肩関節や手の機能回復には、適切なリハビリテーションの実施が極めて重要であると考えています。
患者様一人ひとりの状態に応じたリハビリテーションを提供し、治療効果を最大限に引き出すとともに、
持続的な回復をサポートしています。

また、当院は諸岡クリニックモール内に所在しており、内科、眼科、婦人科との連携を通じて、患者様に幅広い診療を提供することが可能です。



リハビリテーションは理学療法士および運動器リハビリテーションセラピストが担当いたします。
スポーツに特化したメディカルチェックや、ストレッチ、筋力トレーニングなどのリハビリテーションも提供しています。

当院では、より正確な診断と安全な治療を行うために、超音波装置（エコー）を使用しています。
これまで見えにくかった筋膜や腱、靭帯、神経の状態をリアルタイムで確認できるため、効果的で安全性の高い治療が可能になります。
また、超音波ガイド下で「筋膜剥離（ハイドロリリース）」も行っております。
これは、主に肩こりや腰痛などの改善に用いられる治療法で、筋膜の癒着や緊張を和らげることで、痛みや可動域の制限を軽減します。
「筋膜剥離（ハイドロリリース）」後に運動療法を併用することでさらに効果を実感頂けます。

骨密度検査はDXA法を用いて測定します。
特に骨折のリスクが高い腰椎と大腿骨の骨塩を正確に測定することは骨粗鬆症の診断において重要です。
また、血液検査によって血液中のカルシウム濃度や、骨吸収・骨形成といった骨代謝に関わるマーカーを測定することで患者様一人ひとりに合わせた適切な治療法を選択することが可能となります。

擦り傷や皮膚の剥離などの外傷に対しては、「湿潤療法」を行なっております。
「湿潤療法」はかさぶたを作らず傷を治す方法で、きれいに早く治るのが特徴です。

手根管症候群、ばね指、ガングリオンやアテローム、陥入爪などの治療を行なっています。
手根管症候群に対する手術は手のひらにの小さな切開を加えることで行い、できるだけ体への負担を少なくするよう心がけています。
ガングリオンやアテロームに対しては、再発を防ぐため被膜ごと丁寧に摘出します。
陥入爪の手術にはフェノール法を採用しており再発を抑える効果が期待できます。

巻き爪の治療には、専用の矯正器具「マチワイヤー」を用いた治療を行なっております。（自由診療）
マチワイヤーは、爪にワイヤーを装着することで自然な形に矯正していく方法で、痛みは少なく、日常生活への影響もほとんどありません。

入院を必要とする手術や、より専門的な診察・治療を要する場合には、近隣の病院と連携し適切な医療機関にご紹介いたします。
提携先としては福大病院、九州中央病院、福岡赤十字病院、さく病院、福岡徳洲会病院、済生会福岡総合病院、原三信病院などがございます。

当院では交通事故・労災によるケガの治療も行なっています。
交通事故によるケガで最も多いのはむちうち損傷（頚椎捻挫）です。
事故直後は症状が軽くても、後から首の痛みやめまい、頭痛、吐き気などの症状が現れることがあります。
できるだけ早めに検査・治療を受けることをお勧めします。
また、業務中や通勤中に起こったケガや病気は労働者災害補償保険（労災）の対象となります。
手続きなどでご不明な点がございましたら、どうぞ遠慮なくスタッフにお声掛けください。